【文理対策有り】空港の仕事・給料まとめ【空港で働こう!】

今回は、

・空港での仕事の種類と給料は?

・英語は必要?どんな勉強すれば良いの?

・文系でも就職出来るの?

こういった悩みに、現役航空整備士が丁寧にお答えしていきます。

この記事を書いた人
✔︎ 現在、航空専門学校専門コース在学中
✔︎ 2020年3月航空整備士資格取得
✔︎ 大手航空整備会社内定
✔︎ 現役整備士

1.空港の仕事・給料 一覧

空港での仕事は、メジャーなものからマイナーなものまで幅が広いです。また、目指す仕事によって取得する資格や必要な能力など進むべき道が大きく異なります。まずは、どのような仕事があるのか見ていきましょう。

①パイロット

仕事のかっこよさから小さい頃からの憧れだった人も多いでしょう。日本人パイロットの数は、約6,000人です。そう簡単にはなれるものではなく、幾多もの厳しい訓練を乗り越えなければなりません。

ただ、多くの人の命を預かるパイロットだからこそ、給料も他の職種より高いです。平均年収は1,700万円で、年齢とともに年収が上がり、50~54歳が1番給料が高くなります。年収にして約3,000万円です。

年収だけをみれば、パイロットになれた人が羨ましく思えるでしょう。しかし、パイロットは将来性が低い職種とも言えます。世界的な技術の発達により航空機の完全自動操縦が実用化されると、いずれはパイロットという職業はこの世から無くなるでしょう。

②CA

航空業界の華とも言われる職業。CAさんの仕事ぶりが航空会社のブランドを作るくらい、お客さんにとっては必要不可欠で重要な職業のひとつです。

日本のCAさんの人数は、約13,000人以上。CAになる為の学校がある程、教育・育成の為の道はたくさんあるので女性にとっては目指す価値のある仕事だと思います。

ただ、給料は少々複雑で、CAの平均年収は約540万円となっていますが、企業によって大きく異なる様です。大手航空会社のCAは平均月収は約40万円に対し、LCC(格安航空会社)のCAは平均月収が約30万円です。年収で考えるととても大きな差が出来てしまうので、CAとして就職するのであれば、就職先はしっかりと考えなければならないようですね。

③整備士

航空機のお医者さんと呼ばれる整備士。パイロット以上に飛行機の事を知り尽くしている存在で、将来性も大きい職業です。

日本の整備士の人数は、約7,000人でパイロットより多いくらいです。パイロットと同様に、少子高齢化による人手不足と育成期間が長期になる欠点に大きく影響を受けています。

整備士の平均年収は約500万円とそれほど高くありません。ただ、これには理由があり、取得する資格と特定の作業による手当分の給料が企業によって大きく異なります。また、手当が一定額制度であるか否かも関係してくるので整備士の年収は本人の努力次第と言えます。

④グランドスタッフ

グランドスタッフと聞いてどの様な仕事なのかあまり想像できないと思います。日本語で言うと地上勤務職員または特定地上職です。仕事内容としては、搭乗手続きや搭乗案内、空港での接客業務です。航空会社の顔ともなる、空港での仕事には不可欠な職業です。

グランドスタッフの平均年収は約300万円です。CAとは違い、大手航空会社とLCC(格安航空会社)との間では大きく給料に差がある訳ではないですが、福利厚生に差があるようです。また、採用形式が正社員や契約社員など、他の職業とは違う選択肢もあるので、グランドスタッフを目指す場合は採用情報をよく調べましょう。

⑤グランドハンドリング

グランドハンドリングとは、航空機の誘導や航空機への貨物の積み込みを中心とした業務を行います。また、マーシャラーと言って航空機が着陸後にスポットへ入る時に、誘導と停止合図を行う大切な仕事も担います。

グランドハンドリングの平均年収は約350万円です。整備士とは違い、資格が不必要なため資格手当が出ることはなく、同じ滑走路での仕事でも年収に大きく差が出てきます。また、航空機の誘導も自動化が進み、先ほどのグランドスタッフが自動発券機に移り変わりつつあるのと同様に将来性が低下しつつあります。

⑥航空管制官

航空路の監督でもある航空管制官は、空港での仕事の中でも数少ない国家公務員です。所属は国土交通省となり、試験倍率は約15~30倍と年によって異なりますが、かなりの難関となっています。仕事内容は、航空機の交通整理です。空港にある航空管制塔から航空機をレーダーで監視し、上空と地上の航空機の誘導を無線で行います。基礎的な学力から高いレベルが必要とされ、特に英語は大学卒業レベルでも厳しいと言われます。また、いくつもの試験合格と資格取得が必要となるため、航空管制官はエリートと言えるでしょう。

そんな航空管制官の平均年収は30代では約450万円ですが、50代になると約850万円以上と比較的高い年収を手にすることが可能です。

様々な機能や技術が自動化になる一方で、航空管制官は需要が無くならない仕事です。管制官は天候による変化や緊急事態にも対応しなければならず、全ての航空機と連絡を取ることになるので、AIなどによる自動化が非常に難しいのです。

⑦ディスパッチャー

ディスパッチャーとは運航管理者のことで、航空機のフライト前に気象や貨物重量などのあらゆる情報から、最適なフライトプランを作成する仕事です。ディスパッチャーは、日本に約650名程しか居らず、貴重な存在となってます。人数が少ない理由として、9科目受験の国家資格に合格したり、英検1級またはTOEIC900以上のレベルの英語力が必要だったりと、なかなかのエリートでなければ勤めるのが難しいからです。

そんなディスパッチャーの平均年収は就職した年だと約250万円で、年齢が経過すると給与が上がり、50代になると約800万円になります。

ディスパッチャーになるのには相当な苦労が必要ですが、その一方で運行管理における責任は重大です。今後の社会においても必要不可欠な存在となるでしょう。

⑧入国審査官

飛行機に直接関係する仕事ではありませんが、国際線のある空港では重要な職業が入国審査官です。法務省入国管理局に所属し、国家公務員として海外から出入りする人に空港や港で入国審査をしてパスポートに許可証印を押したり、外国人の在留審査をしたりするのがお仕事です。入国審査官は全国に約2,000人程居ます。

平均年収は約650万円で、最大年収は約1,000万円以上になります。ただ、全国各地の赴任地によって地域手当が異なるため、年収はその人によって変わってきます。また、国家公務員である入国審査官の場合、民間企業に勤務するサラリーマンのボーナスに相当する期末・勤勉手当が年に約3.9ヶ月分ほど支給される制度があります。

オリンピックが今後に控えていて日本への来客が増えることを考えると、需要は高まる一方でしょう。

⑨その他

上記の職業以外にも空港で働く人たちはたくさんいます。

飛行機に食事や飲み物を積むケータラー、空港案内や旅客サービス、レストラン・販売スタッフ、空港警備・税関職員、車両整備士・清掃管理者、物流サービス、工事施工管理、空港管理・運営会社員などなど。

直接、飛行機に触れなくとも空港で働くことはできます。むしろ、飛行機に触らないで仕事をしている人の方が多いでしょう。

2.文理別 就職対策 ~今からでも遅くない!~

実際に、空港で働くためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか。

また、文系の人でも空港で働くためには何をやっておけば良いのでしょうか。

簡単にご説明しましょう。

①とにかく英語をやろう(文理)

空港での仕事は日本語だけでは務まりません。世界公用語である英語はレベルが高ければ高いほど、希望する職業の採用に一歩近づけます。ただ、習得しなければならない英語のレベルは、やりたい仕事によって変わってくるので最低限必要なレベルは自分で調べておきましょう

理系の人はスキルでカバーできると思っている人も多いですが、航空業界の資格や技術は入社してから長い訓練を経て習得していくものなので、文系も理系も入社前では大して差はありません。むしろ、英語力がある人の方が入社後の成長度が買われるので、可能な限り高いレベルの英語力を身につけておきましょう

②職種を調べよう(文系)

空港での職種は多種多様です。文系の人は、まずは職種をしっかりと調べることから始めましょう。先ほども述べたように、航空業界でのスキルや知識は保安上、入社してからではないと得ることができないようになっています。ですので、理系よりも基礎知識やスキルがないからと言って就職できるチャンスがないと思わないようにしましょう。

ただ、文系の人にありがちなことは、就職先を見誤ると思い描いていた仕事と違っていたり、あまりの辛さに現実から目を背けてしまうことです。このようなことが起こる理由としては、航空業界自体が理系の人が好むようなロジックで物事が進んでいるからです。時間・天候・情報など、あらゆるものが数値化・情報化されるために文系の人からすると本能的に拒絶反応が出ることもあります。

そんなことを起こさないためにも、自らがやりたい職業との適性を事前にしっかりと調べましょう

③資格を取ろう(理系)

航空業界で必要な資格とは何かわかりますか?もちろん、職業によって必要なのか全く意味のないものなのか変わってきますが、理系の人ならば入社前に取得しておくと就職に有利な資格がたくさん存在します

パイロット・航空整備士・航空管制官・ディスパッチャーなどは空港や飛行機では無線を使いますが、これは航空無線通信士という資格がないと通信することが法律で禁止されています。ちなみに、航空無線通信士という資格は、専門学校などに通っていなくとも取得は可能です。

これ以外にも仕事に不可欠な資格や取得していると仕事の幅が広がる資格など、就職する前に取れるものは多いです。ぜひ、理系の人は自分に必要な資格を取得してみてください

いかがでしょうか。空港で働くなら大手航空会社に入社したいですよね?大手航空会社に入社するための参考に、以下の記事を読んでみて下さい。

ぜひ、皆さんも空港で働きましょう!

以上になります。

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